思い出すのは

「プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実」朝日新聞特別報道部。

 

あの震災のあと、月曜日に出社して、原発どうなるのか〜と暗い顔をするわたしは

「きみは被爆県出身だから、放射能に対してセンシティヴすぎる」と揶揄された。

それからしばらく仕事にならないから自宅待機になって、灯りも暖房も落とした寒い昏い部屋で、テレビの報道をずっと見ていた。

 

第六章、官邸の5日間、を読むと、誰もが情報が入らない中、どうにか惨事を回避しようと必死だったように読める。しかし情報は必要な場所へ流れず、あらゆるシステムが働かない。

 

今もまだ、収束したわけじゃない。