さよなら

読み終えたペーパーバックを少しずつ手放していて、一冊ごとにその本の雰囲気を思い出しては、引き取り手が楽しんでくれるように願う。

今日の一冊はダイベック、The coast of Chicago.

冬の室内の蒸気、湿った微かなピアノの音、霧の桟橋、電車の車窓を通り過ぎていく風景。